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【ズームアップ商品アーカイブ】産直米 ゆきこ

2015/11/30

田子町の生産者と生協組合員が交流し
長い歳月をかけて育ててきた低農薬のおいしいお米です! 

コープあおもり産直米   ゆきこ  

  平成元年に生協の産直米としてデビューした「ゆきこ」。地元で育った、安全でおいしいお米として20年の長きにわたって組合員に愛され続けています。

産直米「ゆきこ」の特徴

土づくりからこだわっています
・完熟堆肥(藁・牛糞・落葉等を積み重ね、充分に発酵させた肥料)を入れることで地力が高まり、寒さにも強い健康で丈夫な稲に育ちます。

農薬使用を控えた栽培
・慣行栽培では20成分前後となっている農薬は半分の10成分に抑え、殺菌剤はやむを得ない場合にのみ使用。殺虫剤はまったく使用していません。

「Week」でのご案内
田子町産「ゆきこ5kg」毎週案内
田子町産「ゆきこ10kg」隔週案内
田子町産「玄米(ゆきこ)5kg」4週に1回案内
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 JA八戸(八戸農業協同組合) 田子営農センターをたずねて   三戸郡田子町
 


 

 

 

 

青森県最南端の町、田子(たっこ)。岩手県と秋田県との県境に位置するこの町は、アイヌ語のタプコプ(小高い丘)に由来するとおり、町全体が起伏に富み、その地形を巧みに利用した農業、畜産、林業などの産業が盛んに行われています。特に、ニンニクの品質の評価は高く、「田子産ニンニク」のブランドは全国に知られます。

生協とのつながり
田子町と生協(当時の八戸市民生協)の取り引きが始まったのは、今から約25年前のこと。田子町農協婦人部が加工した「ふきの佃煮」を注文書で案内したことをきっかけに、やがてニンニクの加工品や牛乳、牛肉、野菜&hellip: と、取り扱い品目は年々増加。それと同時に、商品委員会や産直委員会のメンバーが直接産地を訪れ、農協や生産者と意見交流を重ねていくうちに、お互いに顔の見える関係づくりを積極的におこなっていこう、という意識が高まっていきました。

「ゆきこ」の誕生
「低農薬栽培のおいしいお米が食べたい」… 意見交流の中で出された組合員の声を受け、田子町農協が本格的に低農薬米の栽培に着手したのは昭和62年のことでした。それ以前からも、「冷害に強く、おいしい」独自ブランド米の生産をめざし、堆肥づくりや品種の選定など、土台づくりはすでに進められていました。

農薬を使わずに栽培する… 従来の稲作を継承してきた農家にとって、それは二の足を踏むもので、当初から低農薬栽培への移行に賛同する人は少なかったといいます。一人の農協職員(老久保昭身さん・故人)が先頭となって各集落を回り、説明と説得を繰り返すなかで、下田子地区の生産者、山本泰造さんにも説得役としての白羽の矢が立ちました。
「農協の職員が説得しても聞かないわけ。突っぱねる。そこで自分が話すと、同じ生産者同士ということで話を聞いてくれる。今はなくなったが、以前はどの集落でも会合をやっていて、10の集落を10日かけて、夜回る。自分の仕事も忙しいのに、本当に大変だった」(山本さん)
やがて、山本さんの住む下田子地区を中心に約40名ほどの生産者が結集し、低農薬米の栽培がスタートしました。

10アール当たり1.5トン以上の完熟堆肥を3年間以上施用、有機質50%以上の専用肥料を40kg以上使用、除草剤は1回、殺菌剤はイモチ病の発生が見込まれる場合のみ使用、殺虫剤は一切使わない… 様々な条件に従って作付けされた低農薬栽培米は「ゆきこ」と名づけられ、平成元年から生協での案内が始まりました。

「始めた当時は、農薬をほとんど使わないで、本当に米が穫れるのか不安だった」と振り返る山本さん。地力の高さにより健康で丈夫に育った稲は天候不順にも強く、食味も良いことから、生協組合員の評判も徐々にたかまっていきました。「銘柄を持たない産地だったからこそ、他ではやらないことをやろう」と踏み出した一歩が大きく実を結んだのです。

総面積の8割を山林が占める田子町には、昔のままの風景や人々の温情に触れることができ、交流会で訪れた人に“第二のふるさと”の思いが生まれます。そして、低農薬栽培によって再び舞い始めたホタル。産直米「ゆきこ」は、米の流通という枠を越え、さまざまなつながりを育(はぐく)んでいます。
 

 

 

 

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田子町の生産者と生協組合員の顔の見えるつながりを象徴しているのが、現在まで21年間途切れることなく続いている産地交流会です。

「親子農家一泊体験」は、始まった当初、生産者の自宅に泊めていただき、早朝の農作業を体験するというものでした。その後、「田子ふれあい一泊体験交流会」と名称を変え、宿泊場所は集落ごとの施設から大黒森にある創遊村(そうゆうむら)へと変遷。現在は「原地区都市農村交流センター」を拠点に生産者との交流が行われています(毎年7月中旬の土・日開催)。大根の種まきや精米体験、イワナのつかみ取り、花火や流しそうめん(その年により企画内容は変わります)などの他、「ゆきこ」の田んぼに舞うホタルとの出会いが参加者の心を魅了します。

「田植え体験交流会」(5月)、「稲刈り体験収穫祭」(10月)も毎年恒例の行事となっています。田子の大自然のなかでのびのびと体験するひとときは、子どもたちの夢と元気を育てます。

■第1回目の田植え体験交流会 (平成元年5月14日)
最初の田植え交流会は山本さんの自宅前で行われました。自宅・田んぼは国道沿いにあり、山本さん等が参加者に串餅を焼いてふるまって いたところ、通行中の車が何台か止まり、串餅を買い求めに来たというエピソードもあったといいます。

■子どもの頃、初期の交流会に参加した方からコメントをいただきました
私が、初めて『ゆきこ』に出合ったのは2歳半の頃でした。訳もわからず裸足で田んぼに入れられ、苗を植えるはずが、自分が田んぼに埋まってしまい、全身泥だらけになってしまったのが、生まれて初めての私の田植え体験となりました。早いもので、あれから20年… おいしいお米を食べて、すくすく育つ事が出来ました。『ゆきこ』に出合えて本当に良かったです。
<番沢 亜貴子さん(八戸市・24歳)>

注)2017年度の田植え・稲刈り交流会は開催されていません(2017年10月現在)

 

 


2009年4月、県南の4つの農協(八戸広域・まべち・しんせい五戸・田子町)が新設合併し、田子町農協は「八戸農協田子支店」になりました。 写真は、今年(2009年)5月に行われた「田植え体験交流会」に集まった生産者のみなさん。左手前は今回の取材にご協力いただいた営農部田子営農センター主査(取材当時)の田沼英樹さん。

ライスセンター
収穫後のモミは、ここでじっくりと時間をかけ、自然に近い温度で除湿乾燥します。
 

<広報はばたき 2009年11月号掲載>

 

2017年10月4日更新

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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